コンパスコーヒー
コンパスコーヒーは、オープン当初からのお客様が沢山いらっしゃいます。
そして引越しをなさったお客様も、引っ越し先からご注文を頂き嬉しいかぎりです。
2024年は19年目になります。

私は昔から食べることが大好き!で、
美味しそうなお店を探しては毎日のように
外食を繰り返しておりました。
ある時「どうして食事は美味しいのに
食後のコーヒーが美味しくないんだろう?」と思いました。

思い返してみると、
「どこも食後のコーヒーまでこだわったお店がない??」
全てではないが、そんな所ばかりでした。

食べることも作ることも凝り性の私は、
「自分が美味しいコーヒーを作りだせばいい」そう思ったのです。

しかし、名の知れた珈琲店に入って勉強すると、
そこの考えに洗脳されてしまう・・・
こうなったらできる限り独学で学ぼうと、
毎日寝る間を惜しんで研究を始めました。

ところが、やればやるほど、知れば知るほど、奥が深い。
ワインの知識以上の奥深さを感じました。
大袈裟ではなく、人が口にする飲み物の中で、
一番知識を必要とし、知識があればあるほど
奥深く追求できるものに思いました。

今は世の中がスペシャリティーコーヒーブームで、
世界各国の豆をたのしまれる方が増えましたが、
オープン当初は陳列している生豆を見て

「何で豆が茶色くないの?古いの?」とか
「青臭いね!腐ってるの?」などという
お客様が多かった気がします。

コーヒーの品質も
「コーヒーは茶色ければいいのよ」とか
「毎日飲むから安いのでいいよ」
くらいのレベルで、“産地がどこで”などというのは、
ごく一部のお客様にしか通用しませんでした。
喫茶店の注文のように 「とりあえずブレンドね」 
が多かったですね。
 今は
「いつもの!」を通り越し「200gね」などと
必要なグラム数を伝えて買い物に出かけ、
買い物を終えてピックアップしに帰ってくる
そんなお客様で支えられています。

最近コンパスコーヒーを知ってくださったお客様
焙煎に10分も掛かるコーヒー豆屋を
長年ご利用くださっているお客様
本当にありがとうございます。
これからもコーヒー豆に愛情を持ち続け、
品質、味わい、接客にオンリーワンを目指して励んでまいります。



最後に私から皆さまに、重要な事をお知らせしておきます
「コーヒーの味は、焙煎で八割決まる」
ということをお知らせしておきます。
どんなに抽出技術を持っていても、豆が悪ければ味が悪い。
どんなに抽出技術が悪くても、豆がよければ美味しい。
人それぞれ「美味しい」にレベルの違いはありますが
覚えておいていただければ
美味しいコーヒー豆に出会える可能性は上がると思います。

株式会社コンパスコーヒー
代表取締役社長 小林稔浩