コーヒー豆の焙煎度合いによる酸味の変化は、
ズバリ化学反応の結果です。
浅煎りでは、豆に含まれる酸味成分が保持されやすいため
爽やかな酸味がでます
一方、焙煎が進むにつれて、これらの酸味成分が分解され
酸味が減少し、代わりに苦味やコクが強くなる
これが深煎りです。
コーヒーの酸味は好きですか?
実は、焙煎度合いによって
同じ豆でも、まったく違う味になります。
その仕組みをご存じですか?
最初に言いましたが、浅煎りの豆は
クエン酸やリンゴ酸が多く残るため
爽やかな酸味が感じられます。
一方、深煎りになると、これらの酸味成分が分解され、
苦味やコクが強くなります。
もう少し詳しく簡単に言うと、
焙煎の過程で豆の内部が化学変化をおこし
特にクロロゲン酸などの化合物が分解されることで、
酸味が抑えられ、苦味の成分が強くなってくるのです。
残念ながら、こんな簡単な原理を難しく考え
結果的に応用できていない「マニア焙煎士」が多いのも
事実です。
そろそろ皆さんが気が付いてくれると嬉しいのですが
YouTubeとか画像でそれらしく言われてしまうと
崇めてしまうのですよね・・・
それはさておき
この味の違いを同じ豆で7段階ご用意できるのが
コンパスコーヒーです。
浅煎り(シナモンロースト):酸味が際立ちフルーティな風味
中煎り(ハイロースト):酸味と苦味のバランスが良い
中深煎り(フルシティロースト):酸味を無くし甘味を楽しむ
深煎り(フレンチロースト):酸味が無く、濃厚な苦味と甘い香り
コンパスコーヒーでは
常時25種類くらい生豆を用意しておりますので
25種類×7焙煎=175種類の豆の味が楽しめることになりますね
浅煎りが流行している中で、焙煎技術の不足が原因で
美味しさが損なわれるケースがあります
この話はまた次の機会にいたしましょう。